こんにちは、こかげです。
「マスキング・カモフラージュ」という言葉を知ったことで、私が長年理解できず悩んできた息子の行動が、少しずつつながり始めました。
前回の記事で、通信制高校の課題をめぐる出来事をきっかけに、「もしかして発達障害かもしれない」と気づき始めた経緯をお話ししました。今回は、調べていく中で出会った「マスキング・カモフラージュ」という言葉と、それを知ってやっと解けてきた長年の謎についてお伝えします。
わが家の経験と気づきの記録です。発達障害の特性は人によって大きく異なるので、すべての方に当てはまるものではありません。
👉 前回の記事はこちら:「変わった子」だと思っていた。でも、息子自覚していた。
調べて初めて知った「マスキング・カモフラージュ」という言葉
発達障害について調べていく中で、この言葉に出会いました。
マスキングとは、発達障害の特性を持つ人が、社会の中で「普通に見える」ように、自分の困難さを意識的・無意識的に隠して振る舞うことを指す言葉だそうです。
読んだ瞬間、ハッとしました。
私が読んだ資料では、マスキングによって周囲が困りごとに気づきにくくなり、支援や相談につながりにくいことがある、と紹介されていました。
「なぜ気づかなかったのか」ではなく、「気づけなかったのは、そういう理由があったのかもしれない」。そう思えて、少し気持ちが楽になりました。
同時に、胸が痛くなりました。息子も、周囲には見えない疲れを抱えていたのかもしれない。
そして、改めて受診をしなければと思いました。
「普通に見えていた」のは、なぜだったのか
この言葉を知って、3年近く謎だったことがつながりました。
息子にかかわってくれていた大人からは、「コミュニケーションが普通に取れている」「楽しそうにやっている」と言われていました。
でも、友達ができない。
その場では楽しそうに話しているのに、関係が続けようとしない。ずっと理解できませんでした。
もし、その裏側で膨大なエネルギーを使って、周囲に合わせていたとしたら。
「普通に見えていた」のではなく、「普通に見えるように、必死で振る舞っていた」のかもしれない。
そう考えると、サポート校で友達ができないという話も、少し違って見えてきます。その場でのコミュニケーションはできる。でも、日常的に関係を維持するには、疲れすぎている。
一時的な場だから、できていた。
転校後すぐに「起き上がれなくなった」理由が、やっと分かった気がしました
この言葉を知って、思い出したことがありました。公立中学に転校した時のことです。
小学校時代に仲良くしていた友達がたくさんいる学校でした。クラスメートも担任の先生も、みんな優しく接してくれていました。恵まれた環境でした。
転校後すぐのテストでは、学年で一、二を争う結果。私は驚きました。そして、良かったと思いました。これなら本人も不安なく、再び学校に通える、と。
なのに、登校し始めて10日後。息子は、朝、起き上がれなくなりました。
その時、私が思ったことを、正直に書いておきます。
わがまますぎるのではないか。環境は整っている。人間関係も問題が見つからない。学力も十分ある。なのになぜ。これは怠けなのではないか。
でも今は、やっと分かってきました。
環境が変わって、みんなに合わせて上手くやらなきゃと、見えないところで膨大なエネルギーを使い続けていた。あの「起き上がれない」は、そういうことだったんだと。
※これはあくまで私自身の解釈です。原因はひとつではないと思っています。
これから受診へ。まず「知る」ことから始めます
いくつかの医療機関に連絡してみました。早くて1か月待ち。未成年は数か月待ちというところがほとんどでした。
診断が出ることがゴールではありません。でも、特性を知ることで、息子への関わり方が変わるかもしれない。息子自身も、自分をより深く理解する助けになるかもしれない。そう思っています。
今回、Threadsで見知らぬ方からいただいたメッセージに救われました。SNSの力を、改めて感じています。一人で抱え込まず、つながることで見えてくることがある。それは、息子のことだけでなく、私自身のことでもありました。
私もまだ答えを探している途中です。だから、受診や検査を通して分かったことも、そのまま書いていこうと思います。
※発達障害かどうかは、インターネットだけでは判断できません。気になることがある場合は、医療機関や専門機関へ相談されることをおすすめします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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