こんにちは、こかげです。
子どもが不登校になると、どうしても「主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)の遅れ」が気になりますよね。
「勉強しなさいと言ってもやらない」「タブレット学習も続かない」「このままで大丈夫なんだろうか」。そんな不安を抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。
わが家の息子も中学1年生の秋から不登校になり、私は学習面について長い間悩み続けました。
この記事では、不登校の家庭学習として「料理(おうち調理実習)」がおすすめな理由を、わが家の体験談とともにお伝えします。主要5教科の遅れに悩む親御さんに、少し肩の力を抜ける視点が届けば嬉しいです。
今日は少し視点を変えて、家庭科などの「副教科の学び」についてお話ししたいと思います。学校に行けなくても、家でできる学びはたくさんあります。わが家が取り組んだ「おうち調理実習」の体験談と、親がイライラせずに見守るためのコツをお伝えします。
不登校中でも副教科の学びは大切
不登校になると、親はどうしても主要5教科ばかりに目が向きがちです。私もそうでした。「勉強が遅れる」「高校受験はどうなる」「将来困るのでは」、そんなことばかり考えていました。
でも今振り返ると、家庭科や技術、美術、音楽といった副教科の中にも、生きていく上で大切な学びがたくさんあります。特に家庭科で学ぶ「料理」は、自立して生活するために欠かせない力です。
不登校期間だからこそ、学校とは違う形で学べることもあるのではないか。そんなふうに考えるようになりました。
まず、逆効果だった初期の対応
息子が不登校になったばかりの頃、私は焦るあまり、「怒る・説得する・泣き落とす」の三拍子でした。今振り返ると、どう考えても最悪の対応です(笑)。親も初めての経験で大混乱だったんですよね。
1年ほど経ってようやく、それらが何ひとつプラスにならないことに気づきました。むしろマイナスです。
もし今、同じように悩んでいる親御さんがいたら、「怒り・説得・泣き落とし」は逆効果になりやすいということを、頭の片隅に置いておいてもらえたら嬉しいです。
ちなみに今では息子から、「最低最悪の関係まで行ったから、これ以上悪くなることはないと思ってる」と言われています(笑)。本当にすみません……。
なぜ「自宅で調理実習」を始めたのか
不登校になった当初、私は学習の遅れを取り戻そうと必死でした。タブレット学習も契約しました。でも、ほとんど取り組みませんでした。
毎月の受講料だけが引き落とされ、「勉強しなさい」と言えば親子関係も悪化する。そんな悪循環に陥っていました。
そんなある日、ふと思ったのです。「今の息子に必要なのは、学校の勉強よりも、自立して生きるための力ではないだろうか」
料理は一人暮らしをしても必ず役に立つ、一生もののスキルです。そんな思いから、わが家の「おうち調理実習」が始まりました。
きっかけは学校からの「エプロン持参」のお知らせ
なかなか始めるきっかけが掴めずにいた頃、学校から調理実習のお知らせが届きました。「エプロン持参」という文字を見た瞬間、「学校に行っていたら経験できたのに」と少し切ない気持ちになりました。
でも、落ち込んでいても何も変わりません。だったら家でできる形に変えてみよう。そう思ったのです。
「学校でできないなら、家でやろう!」。そうして息子に調理アシスタントをお願いしました。
失敗から学んだ!自宅調理実習を成功させる3つのコツ
最初のメニューは定番のカレーライスでした。学校用に買っていたエプロンを引っ張り出し、「似合うやん!」と適当に褒めながらスタート(笑)。そして私は、「説明通りにやったらできるから。分からんかったら呼んで!」と言い、一人で進めてもらいました。
実際にやってみて分かった、わが家なりのコツを紹介します。
コツ① 最初は下準備を親が済ませておく
包丁やまな板、材料などの準備は事前に済ませておきました。最初から全部やろうとするとハードルが高くなりすぎます。まずは、「自分で作れた!」という成功体験を優先しました。
コツ② あえて説明書を読ませて考えさせる
料理が始まると質問が次々と飛んできます。「玉ねぎの皮はどこまで剥くの?」「じゃがいもはどのくらい切るの?」「目が痛い!」。初めて料理をする子どもにとっては当然です。
さらに、わが家では圧力鍋を使っていたため、箱の説明通りには進みません。「次どうするん?」「説明書に書いてないで?」。そんな時こそ学びのチャンスでした。説明書通りにやるだけでなく、自分で考えたり工夫したりする力も育っていくのだと気づきました。
コツ③ 親は口を出しすぎず見守る
これが一番難しいです。危なっかしい手つきを見ていると、つい口を出したくなります。何度も同じことを聞かれると、正直イライラもします(笑)。
でも私だって、新人時代には何度も確認していました。せっかくの挑戦が嫌な思い出にならないように、「楽しかった」「またやってみたい」と思えることを優先しました。
思った以上の重労働だった
私は正直、カレーくらい簡単だと思っていました。でも実際には、洗う・剥く・切る・炒める・煮込む・片付ける、と工程はたくさんあります。
息子も最後には、「片付けはお願いしたい……」とぐったりしていました(笑)。でも、その大変さを体験したからこそ、毎日の食事がどれだけの手間をかけて作られているかを実感できたのだと思います。
息子の言葉が変わった
出来上がったカレーを食卓に並べた時のこと。事情を知らない夫は普通に食べ始めました。すると息子が、「美味しい?」と気にしているんです(笑)。その姿を見て、作る側の気持ちを少し理解したのかなと思いました。
その後も何度か料理を手伝ってもらいました。今では私の帰宅が遅い日に、動画を見ながら天津飯やそぼろ丼を作ってくれることもあります。
そして何より嬉しかったのは、言葉の変化です。以前は当たり前のように食事を待っていた息子が、「今日はママが作ってくれたら嬉しい」と言うようになりました。作ってくれる人への感謝が、自然と育っていたのです。
わが家が取り組んだ「おうち副教科」
調理以外にも、学校の外だからこそできた体験があります。
- 裁判所見学
- 博物館や美術館訪問
- 寺社仏閣巡り
教科書だけでは分からないことも、実際に見たり体験したりすると深く記憶に残ります。学校に行けなかった期間にも、確かに学びはありました。
👉 不登校の子と裁判所へ傍聴に行った話は、こちらの記事に書いています。
まとめ|学校の外だからこそ学べることもある
主要5教科はもちろん大切です。でも振り返ってみると、感謝する気持ち・自立して生きる力・自分で考える力。こうした力も同じくらい大切だと感じています。
不登校だからといって、学びが止まるわけではありません。学校で学べなかったこともあります。でも、学校の外だからこそ学べたこともたくさんありました。
ちなみに、この料理で育った「生きる力」は、その後のアルバイトにも繋がっていきました。料理で身につけた段取りや自立心は、働く場面でも生きています。
👉 不登校だった息子が、通信制高校でアルバイトを始めた話はこちらの体験談に、アルバイトの探し方や面接のコツは初めてのアルバイト完全ガイドにまとめています。
もし今、「勉強が遅れていてどうしよう」と不安になっているなら、まずは小さなお手伝いから始めてみませんか。意外なところに、お子さんの成長の種が隠れているかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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