不登校の息子が自分から国家資格に挑戦!アマチュア無線3級を独学で合格した話と「好きなことしかやらない」凸凹との向き合い方

不登校のこと

こんにちは、こかげです。

今日は息子の、大事な受験の日でした。

それまで部屋にこもりがちだった息子が、ある日突然、「この資格を取りたい!」と言い出したのです。

その資格とは——アマチュア無線3級。

……え、なにそれ(笑)。最初は思わずツッコんでしまいました。

この記事では、不登校だった息子が自分から国家資格への挑戦を決めたエピソードをお伝えします。「勉強しなさい」と言っても動かなかった子どもが、自分で目標を見つけて努力し始めるまで。そして今も続いている「好きなことしかやらない問題」についても、親としての本音を交えながらお話しします。

不登校だった息子が「勉強しなさい」では動かなかった理由

不登校になる前も、なった後も、私は何度も思いました。「どうして勉強しないんだろう」「やればできるのに」

でも今振り返ると、その問い自体が少しズレていたのかもしれません。

息子は勉強が嫌いなのではなく、興味のないことには全くエネルギーが出ないタイプだったのです。その代わり、自分が面白いと思ったことには、とことん没頭します。今回のアマチュア無線も、まさにそうでした。

アマチュア無線とは?息子を突き動かした「山頂からの交信」というロマン

アマチュア無線3級は、総務省管轄の国家資格です。取得すると一定出力の無線機を使って交信できるようになります。

息子から説明を聞いたものの、正直なところ最初はよく分かりませんでした(笑)。でも話を聞いているうちに、なんだか夢のある世界だなと思ったのです。南極の昭和基地と交信したり、海外の人と会話したり、場合によっては宇宙ステーションと通信できることもあるそうです。

そして何より息子の心を掴んだのが、「山頂から無線で交信したい」という夢でした。登山好きの息子にとっては、まさにロマンそのもの。

不登校の頃、私がどれだけ「勉強しなさい」と言っても動かなかったのに、自分で面白いと思ったことには驚くほどの行動力を見せる。その姿を見て、「また面白いことを言い出したな」と、私は応援することにしました。

不登校を経験してから、私の中にはひとつのルールがあります。それは、子どもの「やりたい」という内側からのエネルギーを大切にすることです。

【英検準2級逃亡事件】親がやらせる勉強からは全力で逃げる

実は息子、資格や検定そのものは嫌いではありません。小学生の頃は漢検や英検も受けていました。

ところが中学時代、不登校真っ最中だった頃に事件が起きます。

私は焦っていました。家で全く勉強しない息子を見て、「英検を申し込めば、さすがに勉強するだろう」と思ったのです。本人の同意なしで。

結果は見事な失敗でした。試験会場には行ったものの、受験せずに逃亡。しかも2回。

会場から姿が消えた時は、「また行方不明!?」と本気で焦りました。車で周辺を探し回った結果——なんと道端で野良猫と遊んでいました(笑)。こちらは半泣き。本人はのんびり猫と戯れている。今なら笑い話ですが、当時は本当に大変でした。

結局その準2級は受験せず終了。ところが、その後の英検2級は本人が自分で受けると決め、一発合格。私はここで大きなことを学びました。

👉 その英検2級に合格したのは、カナダ短期留学から帰ってきた直後でした。2回も逃げた子が、なぜ合格できたのか。その話はカナダ留学の体験談に書いています。

好きなことには驚くほど努力できる

親に言われてやることと、自分でやりたいと思ってやること。同じ勉強でもエネルギーが全く違います。

息子を見ていると、「やる気は与えるものではなく、本人の中から生まれるもの」なのだと痛感します。不登校の子どもにとっては特にそうなのかもしれません。

わざわざ難しい道を選ぶ。独学で国家資格へ挑戦

アマチュア無線3級には大きく2つの取得方法があります。

  • 講習を受けて取得する方法
  • 独学で国家試験を受験する方法

講習なら比較的確実に取得できます。ところが息子は、「講習は嫌や」と言いました。そして、「独学で試験を受ける」と宣言。

なぜわざわざ難しい方を選ぶのか(笑)。親としては理解不能です。でも彼なりのプライドがあったのでしょう。数日前から参考書を開き、試験直前はかなりピリピリしていました。

そして迎えた試験当日。結果は——一発合格。帰宅して、「受かった!」と笑う息子を見て、私も心からホッとしました。

でも現実は…レポート課題は全然進まない

ここまで読むと、「なんて立派な息子さん」と思われるかもしれません。でも現実はそんなに綺麗ではありません(笑)。

うちの息子、本当に好きなことしかやらないんです。

国家資格は自分から勉強する。英検も受ける。ITパスポートも勉強中。でも通信制高校のレポート課題は全然進まない。今も締切と格闘中です。

心の中では毎日、「いやいや、順番逆やろ!」とツッコんでいます(笑)。

👉 この「課題が出せない問題」については、親の葛藤も含めてこちらの記事に詳しく書いています。

親として学んだこと

昔の私は、「勉強しなさい」「みんなと同じように」と言い続けていました。でも息子を見ていると、人は興味のないことでは動けません。反対に、本当にやりたいと思ったことには、周りが驚くほどの力を発揮します。

不登校の期間は、その「やりたいこと」を探す時間でもあるのかもしれません。

もちろん、やりたいことだけで生きていけるほど社会は甘くありません。だからこそ今後は、「好きなことを伸ばしながら、必要なことも少しずつやる」、そのバランスを一緒に探していくことになるのでしょう。私自身もまだ修行中です。

まとめ

不登校の時間は、ただ立ち止まっている時間ではありません。

外から見るとゲームばかり。好きなことばかり。そんなふうに見えることもあります。でもその時間の中で、子どもは少しずつ「自分は何が好きなのか」「何なら頑張れるのか」を探しています。

息子にとってアマチュア無線は、その答えのひとつだったのでしょう。今も課題提出では親子で格闘中ですが(笑)、あの頃の暗闇を思えば確実に前へ進んでいます。

「好きなことしかやらなくて心配」。そんなお子さんを見ている親御さんがいたら、ぜひ伝えたいです。その偏ったエネルギーは、もしかしたら将来の大きな強みになるかもしれません。焦らず、一緒に見守っていきましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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