通信制高校に進学して、ほっとしたのもつかの間。
次は卒業後の進路を考えなくてはなりません。
我が家は、通信制高校とサポート校という進路を選んでいます。
サポート校は単位取得や進路をサポートしてくれますが、あくまでサポートです。学校ではありません。
なので、進学については通信制高校に直接聞くことにしました。
質問はメールで事前に送り、担任から進路指導の先生に確認していただいて、後日、担任より電話で回答をいただく流れになりました。
聞いたのは、指定校推薦、公募制の学校推薦型選抜、総合型選抜に出願する場合について。
今回の記事では、そのうち指定校推薦と、通信制高校の評定について書きます。
正直に書くと、私自身がこの辺りをよく分かっていません。
なので、同じ温度感の方に向けて、問い合わせで分かったことをそのままお伝えする形になります。
大学受験の仕組みについては、前回の記事(通信制高校からの大学進学。何も分からない親が、まず調べたこと)で、全く分からない状態から少しずつ分かってきました。
でも、うちの学校はどうなのか。
指定校推薦の枠、推薦書、評定。どれも学校が持っている情報なので、聞かないと分かりません。
中学から進路を決める段階で、そこまで確認する家庭がどれだけあるでしょうか。
不登校の渦中にいると、今日をどう過ごすかで精一杯です。中3の夏は、高校を決めるだけで精一杯でした。その3年後まで考える余裕はありませんでした。
それでも、通信制高校を選ぶときに聞いておけばよかった、と思うことはあります。
聞くことは質問シートにまとめて、メモを取りました。
聞きそびれを防ぐためと、あとから「どうだったっけ」をなくすため。
準備して良かったです。
シートの中身は、次回の記事にまとめます。
指定校推薦は「あり」でした
まず一番知りたかったところ。
通信制課程にも指定校推薦の枠はあります、とのことでした。
正直、ないと思っていました。うちの子の学校は全日制がメインで、通信科はできてまだ2年目。枠は全日制のものだと思っていたからです。
あるんだ、意外でした。
ただ、続きがあります。
大学名は教えてもらえなかった
通信制高校を選ぶ段階で確認するなら、ここが一番重要だと思います。
希望する大学の指定校推薦枠が、その学校に来ているのか。
ただ、息子の通う高校の回答は「大学名はお伝えできない」でした。
代わりに説明されたのは、こういう流れです。
生徒が希望する大学を挙げて、「この大学の指定校推薦はありますか」と学校に聞く。
正直、違和感がありました。
一覧が出るなら「こんな大学にも枠があったのか」という発見があります。でもこの方式だと、自分が名前を知っている大学しか照会できません。候補に入っていなかった大学に良い枠が来ていても、気づかないまま3年が終わります。
ここからは私の想像です。
基本は全日制への枠だと思います。通信科の生徒が入れない理由はないけれど、厳しい戦いになるんじゃないかと。
指定校推薦を進学の軸に考えるなら、通信制高校のみを運営している学校の方が状況は違うのかもしれません。確認してみないと分かりませんが。
電話の中で、担任からこんな言葉もありました。
「うちの全日制は進学校ではないので」
大学に進学できないという意味ではありません。大学進学、専門学校、就職と、さまざまな進路を選ぶ生徒が通う学校だ、という意味だと受け取りました。
指定校の枠は、その高校からの進学実績の積み重ねで大学から届くものです。だとすれば、枠の数も顔ぶれも学校によってまるで違う。当たり前のことですが、そこで腑に落ちました。
指定校は当てにしない。
そう決めて、次に進むことにしました。
学校によって、指定校の枠も進路サポートの体制もまったく違います。
入ってから知るより、選ぶ前に資料を取り寄せて比べておく方がいい。そう思うようになりました。
通信制高校の評定はどうつくのか
推薦書は、条件を満たしていれば作成してもらえる。大学によっては学校側の条件もある、とのこと。
これは公募制の学校推薦型選抜や総合型選抜に出願する場合の話です。詳しくは次回に書きます。
そして評定。
1年生の学年末に5段階でつきます。
進学で使われるのは、3年間の全学年の平均。
レポート、テスト、スクーリングを総合的に見て評価されます。
つまり、1年生の今の課題が、そのまま3年後の評定に入っている。
知らずに過ごしていたら、と思うとぞっとしました。
報告課題は90点を目指す
具体的な目標も教えてもらいました。
報告課題は90点を目標に。
これは、我が家が希望する大学の水準から逆算した数字です。志望校を伝えれば必要な評定の目安を教えてもらえるので、今の時点で聞いておくとよいと思います。
評定は全期間の平均で出すので、一度悪くても大きくは響かない。そこは救いです。
ただし副教科など、科目によって課題のコマ数が違います。コマ数が少ない科目は、1回の点数が響きやすい。
つまり、コマ数の少ない科目ほど丁寧に取る。
知らなければ絶対に気づけないことでした。
出すのは息子です。
でも、どういう仕組みで評定がつくのかを親子で分かっておくのは大切だと思います。
進路指導は3年から。でも今からでもいい
学校としての進学指導は3年から始まるそうです。
ただ、早い生徒は1年の後半から始めている、と。
希望すれば個別に対応してもらえるし、次の相談もいつでも電話でいいですとのこと。
これが一番の収穫だったかもしれません。
特に通信科は個々に希望が違うので、学校からの案内を待つのではなく積極的に相談してほしい、とも言われました。
裏を返せば、待っていても案内は来ないということです。
ただ我が家は、これを肯定的に捉えています。息子は発達に特性があるので、みんなと一緒に進む形の方が逆に難しかったかもしれません。
窓口は担任の先生で、書類関係は高校側。サポート校と高校のどちらに相談してもいい、という整理も確認できました。
実績はまだこれから
4年制大学へ進学したのは20名。
通信科ができて1年目の学年なので、そもそも卒業者の母数が少ない。ここから傾向を読むのは難しそうです。
ただ、今の2年生と3年生に学力の高い生徒がいて、難関大を目指している子もいるとのことでした。
実績がないから不利、ではなく、まだデータが存在しないだけ。
息子が3年になる頃には、校内に前例ができているかもしれません。
聞いて分かったこと
想像していた不安の多くは、聞けば済むことでした。
逆に、聞かなければモヤモヤだけを抱えていたかもしれません。
評定が3年間の平均であること。
コマ数の少ない科目は1回が重いこと。
今から個別に相談できること。
進路の相談は3年から、と聞いていたので、それまで何もできないと思い込んでいました。通信制高校はあてにできない、とも。
分かったのは、自分から動けばいいということでした。
次回は、聞き取りシートの中身と、電話の前に準備したことを書きます。


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