不登校の学習。Zは効果があるのか。15万円と1年間で気づいたこと

不登校のこと

こんにちは、こかげです。

スタディサプリを退会した後、次に試したのがZ会の中高一貫講座でした。

「スタサプが授業の補助なら、もっと本格的な教材ならどうだろう?」

そんな考えからでした。

この記事では、不登校の息子にZ会を約1年間続けた話を書きます。結論から言うと、続かなかった理由は教材ではありませんでした。同じように不登校の学習で悩んでいる親御さんの参考になれば嬉しいです。

Z会を選んだ理由

Z会といえば、難関校受験生が使うイメージの教材です。

スタサプが続かなかった後、次に選んだのがZ会でした。理由はいくつかありました。

進捗が保護者ページで確認できること。自宅模試もあること。Z会というブランドへの信頼感。フォロー体制も整っていて、「より管理しやすい学習システム」だと感じました。

価格なりのサービスに期待していました。

費用は約15万円(12ヶ月一括払い・タブレットスタイル)。

一括払いは正直、少し勇気がいりました。でも月々に換算するとそこまで高くない、と自分に言い聞かせながら契約しました。

最初の1〜2ヶ月はやっていた

息子には、この学習にかかる費用をきちんと伝えました。

最初の1〜2ヶ月は、それなりに取り組んでいました。

今思えば、息子にはもうひとつの思惑があったのだと思います。

「Z会をやっている」という事実が、親へのアピールになる。一応勉強はしていると姿勢を見せることで、うるさく言われずに済む。そういう計算が、どこかにあったのだと思います(笑)

当時の私は気づいていませんでした(汗)

3ヶ月、4ヶ月と経つうちに、飽きが来ました。

そこまで頑張る理由がなかったのだと思います。

学校に行けていない状態で、勉強するというモチベーション。それがないまま続けるのは、難しかった。

でも「やめる」が言えない理由

私は毎日マイページをチェックしては「今日もやっていない!」とイライラしていました。

それでも「やめる」という決断がなかなかできませんでした。

理由は2つありました。

ひとつは、15万円を一括で払っていたこと。そしてもうひとつは、息子が何の学習もしないことが怖かったことです。

それでも見るに見かねて「やめるよ」と脅すように伝えると、息子はしばらくやるんですよね。それを見て、何もないよりマシかと思い継続していました。

そうして、ずるずると1年が過ぎていきました。

次年度の更新のタイミングで解約

そんなやるやらないでイライラした1年で、ようやく気づきました。

「学びたい、知りたい」と感じるための「きっかけ」が、教材よりも先に必要だということ。

今、興味のないこと、やる意味が見いだせないことを学ぶのは、お金をかけても難しい、ということでした。

逆に、興味のあることならやる。その後、息子は自分からアマチュア無線の勉強をして資格を取得しました。その話はこちらの記事に書いています。

だとすれば、親がやるべきことは「机の上でできる学習を与えること」ではなく、「息子が自ら動き出すきっかけを作ること」だと気づきました。

時間だけは、たっぷりあった

学校に行けていない分、時間は腐るほどある。(親からすれば羨ましい話ですが……)

この自由な時間を、学校に通っていないからこそできる体験に使おう。

そう思えた時、少し目の前が開けたような気がしました。

そこからは、裁判所の傍聴に連れて行ったり、普通列車で岡山まで一人旅をさせてみたり。息子が「面白い」と感じることを一緒に探すようになりました。

不登校になってしまったら、まず机の上の勉強は、先でいいと思います。その子が知りたいと思うことや、動くきっかけになることを探すことが、長い人生に必要なことかな?と思います。

そもそも、本当に身についていたのか

そもそも、Z会を1年続けて、本当に学力が身についたのかと言われると、正直、謎です(笑)

マイページ上では「やった」ことになっていても、それが本当に頭に入っていたのか。今となっては分かりません。タブレット学習でもそうでしたが、「やった記録」と「身についた学力」は、まったくの別物なんですよね。

Z会は、私の心の安定剤だった

結局のところ私は、「息子に学習をさせている」という状況に、自分が安心したかっただけなのかもしれません。

「ちゃんと勉強させてる」「親として、やるべきことはやってる」そう思えることで、不登校という大きな不安から、少しだけ目をそらせていた。Z会は、息子のためというより、私の心の安定剤だったのかもしれない、と今は思います。

不登校の保護者は、とにかく不安です。何かしていないと落ち着かない。少なくとも、私はそうでした。

Z会のまとめ

教材そのものは素晴らしいです。使ってみて良かった点も正直に書いておきます。

  • コンテンツがシンプルで余計なものがなく、使いやすい設計
  • 基礎学力があり、応用力を伸ばしたい子に向いている内容
  • 紙の書類が少なくペーパーレスで管理しやすい
  • ご褒美やオマケで学習意欲を引き出そうとしていない点が、個人的には好印象
  • 進捗状況も保護者ページから確認できる

もともと学力があり「勉強したい」という気持ちがある子には、かなり向いていると思います。特に自分で計画管理ができて、目指す目標があり、それに向かって進めていけるなら、高い塾に通わずこれで十分だと感じます。

ただ、わが家の場合は違いました。不登校で学習する意味や目標を見失っている中で「自学自習」を求めるのは、やっぱり難しかった。

そして何より、私自身の不安を解消したいという目的が、そもそも間違っていたのだと思います。

教材を変えるより先に、必要なものがありました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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