こんにちは、こかげです。
息子が不登校になってから、同年代の子を持つ知り合いには、なるべく会わないようにしていました。
だって、息子が不登校だなんて知られたくない。それに、相手だって聞かされても困るだけだろうと思っていました。
だから、道でばったりAさんに会って、笑顔で挨拶をされたとき。きっとAさんの息子さんは、普通に楽しく毎日を過ごしているんだろうな、と思いました。正直に言うと、うらやましい、いいな。そんな風に思っていました。
そこまで思ったのには、理由があります。Aさんの息子さんは過去に不登校を経験していて、その後、噂で「また学校に通っている」と聞いていたからです。
なんで行けるようになったんだろう。なにかヒントを持っていないだろうか。偶然とはいえ、これはそれを聞くチャンスなんじゃないか。そう思って、思い切って聞きました。
Aさんは苦笑いして、こう言いました。
私「学校どう?」
Aさん「いや、また行ってないねん」
思いがけない返答でした。
そして、少しこう思ったのです。不登校を話せる仲間に会えた、と。
仲間だと思ったのには、理由があります。Aさんの息子さんとうちの息子が、よく似たタイプだったからです。
この記事は、息子に発達特性があると3年近く気づけなかった、母の記録です。
息子はASD傾向があると分かってきたところで、検査はまだ受けていません。Aさんの息子さんについては、その点は分かりません。
「不登校の子はみんなこう」と言いたいものではなく、よく似た二人を並べてみたら共通点があった、というだけの話です。
わが家の不登校は「理由が分からない」タイプだった
ひとくちに不登校といっても、タイプはいろいろあります。
わが家の場合は、こうでした。
- 学習に問題はない
- 友達関係が原因ではない
- 理由が分からない
もし似たタイプの不登校なら、少しヒントになるかもしれない。そう思って、この記事を書いています。
息子はどんな子だったか
幼稚園
行き渋りが多い子でした。給食が食べられず、困ることも多かった。ただ、友達とのトラブルはほとんどありませんでした。
小学校低学年
それなりに楽しく登校していました。幼稚園であれだけ行き渋っていたので、すんなり小学校生活がスタートして、肩透かしをくらったと感じたくらいです。
小学校中学年
コロナ禍でした。
小学校高学年
Aさんの息子さんは、この頃に不登校が始まりました。息子は学校に行っていましたが、今思えば、ここで気づけなかったポイントがいくつもあります。
中学校
息子は中一の秋に不登校になりました。Aさんの息子さんも同じ頃、再び不登校になりました。
「遊ばなくて済んで良かった」と言っていた
中学受験のため、塾中心の生活になっていました。友達と遊ぶことが、どんどん少なくなっていた時期です。
でも一番のポイントは、本人がそれを気にしていなかったことでした。
普通なら、友達と遊びたい時期ですよね。
今思い返すと、息子はこんなことを言っていました。
「どうせ公園で遊ぶとか、DSとか、やらなくて済んで良かった」
そして私は、この子は受験に向いていて良かった、と思っていたのです。
二人の共通点
並べてみると、驚くほど似ていました。
- 潔癖症
- 決まった友達としか遊ばない
- 勉強は比較的よくできる
- 性格が穏やか
- 友達関係のトラブルなし
- 心配性
二人とも、「大人っぽいね」と言われることが多い子でした。落ち着いていて、学校の先生からも「問題のない子」として見られていました。
ぜんぶ、性格だと思っていた
これらは全部、性格だと思っていました。
不登校がなければ、性格で片づけて何の問題もないことです。
でも、不登校になった時点で。もう少し踏み込んで原因を考えられていたら良かったと、今は思っています。
思春期が、はじまりだったのかもしれない
今振り返ると、「思春期にさしかかった時」が不登校のはじまりだったように感じています。
自我の目覚めと、精神的な成長。それをきっかけに、周りと自分の違いを感じるようになり、違和感を持ちはじめ、学校に行けなくなったのではないか。そう思うのです。
というのも、不登校を2年半経験して、その後に通信制高校へ進学した息子を、ずっと見てきたからです。
中学時代、理由が分からず学校に行けなかったこと。あれは特性によるもので、成長すればいずれまたみんなと同じようになっていくものではなく、年々はっきりしていくものなのだと、少しずつ分かってきました。
気づけなかったのは、勉強ができたから
特性に気づけなかった一番の理由は、たぶん、知的に問題がなかったことだと思います。
平均以上に学力がある。学校に行けないことを除けば、話が通じる。
だから、見守っていればそのうちいつか。
そうやって、理由の分からない不登校で片づけていたのだと思います。
もっと早く分かっていたら
あの日、道で会うまで。私はずっと、知られたくないと思っていました。
でも、実際に話してみたら、相手も同じでした。しかも、子どもたちのタイプまでよく似ていた。
うちだけが特殊なパターンだと思い込んでいたのは、私が誰にも話さなかったからです。
そして今、思うことがあります。
息子がなぜ「理由のない不登校」だったのか。その原因をもっと早く理解できていれば、再び学校に行くことをゴールにせずに済んだのに、と。
もっと彼らしく生きる方法を探せたはずです。時間もお金も、無駄にせずに済んだはずです。
この記事を書いているのは、その思いからです。
※わが家の場合の話です。
👉 その視点をくれた気づきの話はこちら:「変わった子」だと思っていた。でも、息子はとっくに知っていた。発達障害かもしれないと気づいた日のこと
👉 息子の身体に何が起きていたのか、今だから分かることはこちら:理由が分からない不登校の正体|「無意識の頑張り」と過敏性腸症候群
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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