転校後10日で起き上がれなくなった|発達障害のマスキングを知って解けた3年の謎

不登校のこと

こんにちは、こかげです。

「マスキング・カモフラージュ」という言葉を知ったことで、私が長年理解できず悩んできた息子の行動が、少しずつつながり始めました。

前回の記事で、通信制高校の課題をめぐる出来事をきっかけに、「もしかして発達障害かもしれない」と気づき始めた経緯をお話ししました。今回は、調べていく中で出会った「マスキング・カモフラージュ」という言葉と、それを知ってやっと解けてきた長年の謎についてお伝えします。

わが家の経験と気づきの記録です。発達障害の特性は人によって大きく異なるので、すべての方に当てはまるものではありません。

👉 前回の記事はこちら:「変わった子」だと思っていた。でも、息子自覚していた。

調べて初めて知った「マスキング・カモフラージュ」という言葉

発達障害について調べていく中で、この言葉に出会いました。

マスキングとは、発達障害の特性を持つ人が、社会の中で「普通に見える」ように、自分の困難さを意識的・無意識的に隠して振る舞うことを指す言葉だそうです。

読んだ瞬間、ハッとしました。

私が読んだ資料では、マスキングによって周囲が困りごとに気づきにくくなり、支援や相談につながりにくいことがある、と紹介されていました。

「なぜ気づかなかったのか」ではなく、「気づけなかったのは、そういう理由があったのかもしれない」。そう思えて、少し気持ちが楽になりました。

同時に、胸が痛くなりました。息子も、周囲には見えない疲れを抱えていたのかもしれない。

そして、改めて受診をしなければと思いました。

「普通に見えていた」のは、なぜだったのか

この言葉を知って、3年近く謎だったことがつながりました。

息子にかかわってくれていた大人からは、「コミュニケーションが普通に取れている」「楽しそうにやっている」と言われていました。

でも、友達ができない。

その場では楽しそうに話しているのに、関係が続けようとしない。ずっと理解できませんでした。

もし、その裏側で膨大なエネルギーを使って、周囲に合わせていたとしたら。

「普通に見えていた」のではなく、「普通に見えるように、必死で振る舞っていた」のかもしれない。

そう考えると、サポート校で友達ができないという話も、少し違って見えてきます。その場でのコミュニケーションはできる。でも、日常的に関係を維持するには、疲れすぎている。

一時的な場だから、できていた。

転校後すぐに「起き上がれなくなった」理由が、やっと分かった気がしました

この言葉を知って、思い出したことがありました。公立中学に転校した時のことです。

小学校時代に仲良くしていた友達がたくさんいる学校でした。クラスメートも担任の先生も、みんな優しく接してくれていました。恵まれた環境でした。

転校後すぐのテストでは、学年で一、二を争う結果。私は驚きました。そして、良かったと思いました。これなら本人も不安なく、再び学校に通える、と。

なのに、登校し始めて10日後。息子は、朝、起き上がれなくなりました。

その時、私が思ったことを、正直に書いておきます。

わがまますぎるのではないか。環境は整っている。人間関係も問題が見つからない。学力も十分ある。なのになぜ。これは怠けなのではないか。

でも今は、やっと分かってきました。

環境が変わって、みんなに合わせて上手くやらなきゃと、見えないところで膨大なエネルギーを使い続けていた。あの「起き上がれない」は、そういうことだったんだと。

※これはあくまで私自身の解釈です。原因はひとつではないと思っています。

これから受診へ。まず「知る」ことから始めます

いくつかの医療機関に連絡してみました。早くて1か月待ち。未成年は数か月待ちというところがほとんどでした。

診断が出ることがゴールではありません。でも、特性を知ることで、息子への関わり方が変わるかもしれない。息子自身も、自分をより深く理解する助けになるかもしれない。そう思っています。

今回、Threadsで見知らぬ方からいただいたメッセージに救われました。SNSの力を、改めて感じています。一人で抱え込まず、つながることで見えてくることがある。それは、息子のことだけでなく、私自身のことでもありました。

私もまだ答えを探している途中です。だから、受診や検査を通して分かったことも、そのまま書いていこうと思います。

※発達障害かどうかは、インターネットだけでは判断できません。気になることがある場合は、医療機関や専門機関へ相談されることをおすすめします。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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