『自分が自分でいい』と思える場所。不登校だった息子の通信制高校3か月レポート

通信制高校のこと

こんにちは、こかげです。

通信制高校に入学して3か月。

今の感想をひと言で言うと——

「自由だけど、自分で動かなければ何も進まない」

不登校を経験した子には合う部分も多いと思います。ただ「全日制よりラクそうだから」という理由だけで選ぶと、思っていたのと違うと感じるかもしれません。

この記事では、不登校を経験した息子が通信制高校に入学して3か月で感じたことを、親目線で正直にお伝えします。実は、この3か月の間に息子はアルバイトも始めました。その様子も含めて、リアルな現状をお届けします。

全日制とここが違う!通信制高校の「時間の使い方」

全日制高校は、嫌でも毎日登校しなければなりません。でもその代わり、やることはある程度学校が用意してくれます。チャイムが鳴って、先生が来て、強制的に授業が始まる。

一方、通信制高校は違います。

まず自分を「やるぞ!」という気持ちにする。PCを開いて、今日やることを自分で決めて、始める。

文字にしてみると、改めて思います。これ、ある程度精神的に成長していないと、かなりハードルが高くないですか?(笑)

自分で時間を管理し、自分でペースを作る。それが通信制高校の基本です。「自分でやると決めて取り組む」ことが、意外と大変だと感じています。

「欠席」という概念がなくなった

これは入学して感じた、意外な変化でした。

中学生の頃は「登校できない=欠席」でした。学校に行けていないことで「今日も行けなかった」「また休んでしまった」という気持ちが本人の中にもあったと思います。

でも通信制高校に入ると、毎日登校することが前提ではありません。週3日登校でも、自宅学習中心でも、それぞれのスタイルがある。

だから「今日も欠席した」という感覚が、かなり薄くなりました。

見るポイントが「学校へ行けたかどうか」から「課題を提出できたか」に変わった気がします。これは息子にとっても私にとっても、思っていた以上に大きな変化でした。

単位の仕組みが複雑…!親のサポート(管理)はどこまで必要?

正直に言います。私もまだ完全には理解できていません(笑)。

学校から「履修科目と時間割を照らし合わせて、漏れがないか確認してください」という連絡が来ました。

いやいや、そこは学校が確認してくれへんの?(笑)

息子の学校のシステムは、どこまで終わっていてどこが終わっていないか、一目瞭然ではありません。課題の期限をいちいち確認しないといけないし、漏れている学習課題がないかも自分で把握する必要があります。

サポート校の担任がチェックしてくれるはず——そのためにサポート校を付けたのですが。

今月、初めての課題締切日が来ます。私が把握している限り、まだ1割も終わっていません。本当に大丈夫か……と今から不安でいっぱいです(笑)。

これも通信制の特徴なのかもしれません。主体的に動かなければ、誰かが細かく管理してくれるわけではない。良く言えば自立を促す仕組みです。

👉 サポート校が実際に何をしてくれるのか、費用に見合うのかは【通信制高校+サポート校の年間費用はいくら?】にまとめています。

通信制高校を選ぶときの注意点

学校選びで、入学してから「ここを見ておけばよかった」と気づいたことがあります。特に大事なポイントは、この2つです。

  • 学費や通学日数だけでなく、「運営実績」を見る
  • 「通信制として何年の実績があるか」を確認する

というのも、息子の学校は全日制としての歴史はありますが、通信制課程は昨年始まったばかり。先生方もまだ手探り状態で、ノウハウが少ないなと感じる場面もあるんです。

歴史が浅い学校を選ぶ際は、サポート体制をより細かく確認しておくと安心だと思います。

👉 わが家が5校を見学して決めた経緯は【通信制高校の選び方|5校見学レポート】に書いています。

親目線で実感した、通信制高校のメリット

良い点も正直に書いておきます。

まず、環境が合っていると息子自身が感じているようです。

人が少なめで落ち着いた環境。同じように不登校を経験した仲間が教室にいるので、人間関係が安心できる。陽キャじゃないと疎外感を感じるような雰囲気がなく、マナーの良い生徒が多い。

「自分が自分でいい」と思える場所、というのが息子の言葉です。

全日制だったら、みんなと同じでなければというプレッシャーや、「自分は変なのかも」という自己否定に追い詰められていたかもしれない。そう息子は言っています。

自主性を重んじてくれる環境も大きいようです。息子は強制されることにストレスを感じるタイプ。通信制の「自分で決める」スタイルが、むしろ合っているのだと思います。

また、進路や自分の興味関心について深く考える授業やカリキュラムが多いことも良かった点です。自分では興味がないと思っていた分野に、あらためて気づきを得る機会もあったそうです。

それ以外にも、こんなメリットがあります。

  • 夜にやる気が出たら、その時間から勉強できる
  • 自由時間があるので、アルバイトができる

うちの息子もアルバイトを始めました。週3日通いながら働いて、初任給も手にしました。これは通信制高校ならではのメリットだと思っています。

👉 不登校だった息子がアルバイトを始めるまでの経緯は【通信制高校でアルバイトを始めた話】で紹介しています。

進学・就職は不利なの?

気になる方も多いと思います。

正直なところ、学校推薦などは全日制ほど頼りにならないかもしれないと感じています。

ただ、通信制だから不利というよりも、本人が何を学び、どう行動するか——そちらの方がずっと大きい気がしています。

たとえば大学受験に欠かせない模試ひとつとっても、通信制では学校が用意してくれず、自分で申し込む必要がありました。「自分で動く」ことが、通信制ではとても大事になります。

👉 通信制高校生が大学受験の模試をどう受けるかは【通信制高校生が大学受験の模試を受けるには?】にまとめています。

これについては、息子が3年間通って実際に大学受験をするまでの記録を、このブログで引き続き報告していきます。

今のところの感想

通信制高校、まだ3か月しか経っていません。

でも今のところ——息子は週3日通い、アルバイトも始めました。

中学時代、学校へ行けているかどうかに親子で振り回されていた頃を思うと、少しずつ前に進めているのかなと感じています。

課題の締切、ちゃんと乗り越えられるか……それはまた次の記事で報告します(笑)。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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