こんにちは、こかげです。
この記事では、高校生が受けられる主な模試を、個人で申し込めるかどうか・費用・受ける目的で比べてみました。通信制高校のわが家が、実際に調べたことのまとめです。「模試っていろいろあるけど、どれを受けたらいいの?」という方の参考になれば嬉しいです。
わが家の息子は通信制高校の1年生。大学進学を考えているので、模試を受けることにしました。
ところが、いざ調べ始めると模試の種類が多いこと。河合塾、駿台、東進、ベネッセ。それぞれに複数の模試があって、レベルも費用もバラバラです。しかも通信制なので、学校から「これを受けなさい」という案内は来ません。
そこで、自分の整理も兼ねて調べたことをまとめました。
👉 わが家が実際に申し込んだ河合塾・全統模試の手順は、こちらの記事に書いています。
主な模試は個人で受けられる?
結論から言うと、主要な模試には、それぞれ個人で申し込めるルートがあります。
- 河合塾・全統模試:個人(一般生)申込OK。会場受験と自宅受験が選べる。申込は「河合塾PORTAL」から
- 駿台模試:駿台マイページに登録すれば、個人で申込OK。学校でまとめて申し込む場合もあるので、在籍校に確認を
- 東進模試:東進の校舎で個人申込OK。申込期限が実施日の数日前までと、比較的直前まで受け付けている
- 進研模試:基本は学校単位。ただし個人向けに「オンライン方式」がある
「通信制だから受けられない」ということは、ありませんでした。ここは安心してもらっていいと思います。
ただし、どれも自分で申し込み、自分で日程を管理することになります。そこは覚悟しておくところですね。
模試には難易度の傾向があります
調べていて、まず知っておいてよかったと思ったのがこれです。
ざっくり言うと、駿台模試は最難関層向けで偏差値が低めに出やすい。河合塾の全統模試は受験者数が最も多いスタンダード。ベネッセの進研模試は基礎の確認に向いていて、偏差値が高めに出やすい、と言われています。
つまり、同じ「偏差値55」でも、どの模試で出た数字かによって意味が違うということ。初めての模試で結果に一喜一憂しないためにも、「どの模試の偏差値か」はセットで見る必要があるんですね。わが家も、これから覚えていくところです。
ちなみに駿台にも、基礎学力の定着を目的とした「駿台atama+学力判定テスト」という教科書レベルのオンラインテストがあります。駿台=難しい、と決めつけなくてもいいようです。
東進「全国統一高校生テスト」は本当に無料
個人で模試を受けると、1回6,000円台。年に何回も受けると、けっこうな出費です。そんな中で、東進の「全国統一高校生テスト」は年2回、無料で実施されています。
「無料って、あとで何か勧誘されるんちゃう?」と思いますよね。私も思いました(笑)公式サイトのQ&Aには、このテストによって料金の支払いが発生することはなく、入学を強制することもない、とはっきり書かれています。受験後に受けられる解説授業まで含めて、無料だそうです。
「無料」の意味を分かっていれば、怖くない
そもそも無料というのは、基本的に企業がセールスをするためのキッカケです。それが分かっていれば、心構えができると思います。
ここだけの話、私は営業の経験があります。だから正直に言いますね。入会の可能性があるお客様なら、私も取りたいと思ってセールスします。でも、その気がないと分かったら、サッサと次のお客様の対応をしたいと思っていました(笑)
つまり、こちらが「入る気はない」とはっきりしていれば、営業する側もそこに時間はかけないんです。断ったら悪いな、なんて思わなくていい。
その場では「子どもとよく相談して決めます」で十分です。
そして一番重要なのは、本人が通ってみたいかどうか。親の希望で入会するのは、お金がもったいないです。本人にその気がないのに通わせても、続きません。
【実体験】中学時代に「全国統一中学生テスト」を受けました
実は息子、中学生のときに東進の「全国統一中学生テスト」を受けたことがあります。
そのときも、結果は教室まで受け取りに行くよう案内されました。ハガキやメールでの案内は、そのあとも定期的に届いています。
気になる勧誘については、わが家の場合、そんなにありませんでした。ただこれは教室長さんによるのかな、とも思います。
※わが家の場合です。校舎によって対応は異なると思います。
高1生でも受けやすい「部門制」
この模試、わが家のような高1生にありがたいのが、レベル別に3つの部門から選べることです。
- 全学年統一部門:共通テスト本番レベル。英・数・国のほか、理科・地歴公民・情報も受けられる
- 高2生部門:高2生レベル。英・数・国
- 高1生部門:高1生レベル。英・数・国(高1生・高0生のみ)
高1生部門なら、出題範囲も高1向け。実施回によっては中学の履修範囲も含まれます。「模試=まだ習ってないことだらけで撃沈」になりにくい設計です。
高1生部門の科目と時間は、英語(リーディング80分・リスニング30分)、数学①(70分)、国語(90分)。開始は12時40分で、終わるのは夕方6時頃という時間割でした。
この「お昼から始まる」というのが、わが家にはありがたいポイントでした。息子は朝が苦手なタイプ。朝9時から始まる模試だと、それだけで当日の負担が大きくなります。同じように朝が苦手なお子さんには、この時間割は選ぶ理由のひとつになると思います。
気をつけたいのは「受験票と結果の受け取り」
ここが、事前に知っておきたいポイントです。
この模試、受験票を事前に校舎まで取りに行く必要があります。公式サイトには、受験票をお渡しした時点で申込完了になること、試験当日には渡せないことが明記されています。
つまり、ネットで申し込んだだけでは終わらない。試験前に一度、校舎へ足を運ぶ必要があるんです。
そして模試の結果も、受験した校舎の窓口まで取りに行く形になります。郵送で届くのを待っていればいい、というものではないんですね。
この模試は学校を通さず、申し込んだ本人(またはご家庭)がすべて動く形になります。「申し込んだから安心」と思っていたら受験できなかった、なんてことにならないよう、私はカレンダーに「受験票を取りに行く」「結果を取りに行く」も入れておこうと思っています。
校舎まで足を運ぶ手間はありますが、そのぶん教室の方と直接話せるので、疑問があればその場で聞けるという面もあります。
東進「大学合格基礎力判定テスト」も個人で受けられる
東進には、高1生から受けられる「大学合格基礎力判定テスト」もあります。名前のとおり、レベルは基礎。「勉強しようと思うけど、何から手をつければいいか分からない」という高1・高2生向けのテストです。わが家の状況、まさにこれやん(笑)と思って調べました。
2026年度の第3回は、9月13日(日)実施です。
- 対象:高1生・高2生・受験生
- 受験料:6,700円(税込・一般生)
- 試験会場:東進ハイスクール/東進衛星予備校の各校舎
- 申込締切:9月10日(木)※実施日の3日前
- 成績表の返却:9月23日(水)から。受験した校舎の窓口で、受験票を提示して受け取り
- 形式:マーク式(英語はリスニングあり)
個人で申し込めます。流れは「会場(校舎)を選ぶ → 申込情報を入力 → 支払い → 完了」の4ステップ。学校を通さなくても大丈夫です。
ありがたいなと思ったのが、締切を過ぎても、校舎に空席があれば実施日の前日まで直接申し込めるという点。もちろん確実ではないので、間に合わせるのが一番ですが、「気づいたら締切過ぎてた……」というときの逃げ道があるのは、期限管理に必死な保護者としては、正直ホッとします(笑)
教科と試験時間は、英語90分(200点)、数学①60分(100点)、数学②60分(100点)、国語80分(200点)。時間割の例では、朝9時に国語が始まって、終わるのは午後3時半頃。丸一日がかりです。
ここでひとつ、高1のご家庭に伝えておきたいことがあります。数学②の出題範囲は、三角関数、指数・対数関数、微分法・積分法、ベクトル、数列など。高1の9月時点では、まだ習っていない単元がほとんどです。点が取れなくて当たり前なので、その前提で受けないと、本人がいらん自信喪失をしてしまいます。ここは親が先に知っておきたいところです。
進研模試は「オンライン方式」なら個人で受けられる
進研模試は基本、学校単位でしか受けられません。ところが、不登校仲間のネットワークから教えてもらって調べてみると、「オンライン方式」という個人向けのルートがありました。
メタバース(仮想空間)の試験会場で受ける形式です。2026年度の内容を調べてみると、こうなっていました。
- 受験料:ベネッセ総合学力テスト(高1・高2向け)は4,500円。何教科受けても同額
- 受験期間:模試ごとに約2週間。その間なら24時間いつでも、1科目ずつでも受けられる
- 成績表:Web上で確認する形式(紙の成績表はありません)
自宅から、自分の都合のいい時間に受けられるのは、大きな魅力だと思います。試験会場に行くことのハードルが高いお子さんには、特に。
申し込む前に確認したい3つのこと
ただ、「気軽に自宅で」と思って申し込むと、あれっとなりそうな点が3つありました。
1つめは、機材です。受験にはパソコンかタブレットが必要で、画面の小さいスマートフォンは推奨されていません。
2つめは、事前の登録です。メタバース(cluster)のアカウント登録とアバター設定が別途必要になります。VRゴーグルは不要ですが、当日いきなりでは始められません。
3つめは、記述式の場合の印刷です。解答用紙を各自でダウンロードして印刷し、記入したあと撮影して提出する形式です。プリンターがないご家庭は、ここで詰まってしまいます。
そしてもうひとつ、大事な注意点。在籍する学校で同じ模試を受ける(予定がある)場合は、申し込めない仕組みになっています。学校で進研模試や到達度テストの予定があるかどうか、先に確認してからの申し込みをおすすめします。
👉 進研模試/ベネッセ総合学力テスト(オンライン方式)|Youmetas
結局、どの模試を何のために受ける?
ここまで並べてきて、正直こんがらがってきたので(笑)、自分の整理も兼ねて表にしてみました。
| 模試 | 費用(一般生) | 受ける目的 |
|---|---|---|
| 河合塾・全統模試 | 6,400円(3科目) | 受験者数が最も多い。全国での立ち位置と、志望校の合格可能性を知る |
| 東進・全国統一高校生テスト | 無料(年2回) | 共通テストの形式に慣れる。費用をかけずに全国規模で力試し |
| 東進・大学合格基礎力判定テスト | 6,700円 | 単元ごとの到達度を診断。「どこから手をつけるか」を知る |
| 進研模試(オンライン方式) | 4,500円〜 | 基礎の確認。自宅から、都合のいい時間に受けられる |
※2026年時点で調べた内容です。費用も日程も変わりますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
各模試の公式サイト
こうして並べてみると、目的が3つに分かれるんですね。
- 全国での立ち位置を知る(全統模試、全国統一高校生テスト)
- 弱点を細かく洗い出す(基礎力判定テスト、進研模試)
- 本番の形式に慣れる(全国統一高校生テスト)
全部やろうとすると、お金も時間も体力ももちません。高1の今は、①を年1〜2回、②を必要に応じて、くらいで十分なんじゃないかと思っています。
初めての模試なら、難易度の低いものから
そして、これだけは書いておきたいことがあります。
不登校の期間が長く、試験を受けること自体が久しぶり。あるいは、模試を受けるのが初めて。そういうお子さんの場合、私は難易度の低い模試から始めることをおすすめします。
模試は、良い結果を出すためのものではありません。今後どのような学習をしていけばいいかを知るためのものです。
だから、いきなり難しい模試を受けて、無駄にショックを受ける必要はないんです。分からない問題ばかりが並んだ用紙を前にした時間は、本人にとってただしんどいだけ。そこから得られるものは、あまり多くありません。
まずは、今の力で手が動く問題がある模試を選ぶ。そこで「ここは分かる、ここが抜けている」が見えれば、模試の役割は十分に果たしています。
そして、お母さんにも覚えておいてほしいことがあります。
模試は、本人が「自分はやっぱりダメだ」と思うためのものではありません。そして親が「うちの子はやっぱりダメだ」と思うためのものでもありません。
数字を見ると、どうしても気持ちが動きます。私もきっと、結果が返ってきた日は動くと思います。でも、あれは今の立ち位置を示す一枚の紙であって、その子の価値を測ったものではないんですよね。
わが家の考え方
わが家は、まず8月の全統模試を受けます。理由は単純で、サポート校の担任と知り合いが勧めてくれたから。そして受験者数が一番多いので、全国での立ち位置がいちばん正確に見えるからです。
そのうえで、無料の全国統一高校生テストは、親子の気持ち、時間に余裕があれば受けるかも、という感じです。
理由は、無料なだけに、東進への勧誘を断るという心理的な負担があるから。私は断れるタイプの人間ですが、それでも多少は疲れます。お金を払ってでも、無駄な気持ちの負担は避けたい。そう考えています。
ただ、まずはお試しで、という方にはおすすめです。無料で全国規模の模試が受けられるのは、やっぱり大きいですから。
基礎力判定テストは、全統の結果を見てから考えます。全統で「どこが弱いのか」がぼんやりしていたら、単元ごとに細かく出る基礎力判定を足す。そんな順番かなと。
ただ、これはあくまでわが家の現時点の考えです。模試は受ければいいというものでもなくて、受けたあとに復習する時間と気力がないと、ただの「高い体力測定」で終わってしまいます。特にわが家の息子は、詰め込みすぎると一気に動けなくなるタイプ。だから、模試の回数より「受けたあと、ちゃんと見直せるか」を基準にしたいと思っています。
※わが家の場合です。お子さんの状況に合わせて、無理のない回数で。
実際に受けてみて分かったことは、その都度このブログでレポートしていきます。
👉 実際に受けてきた当日の様子は、こちらの記事に書きました。
👉 わが家が申し込んだ全統模試の手順と費用は、こちらの記事に書いています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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