通信制高校生の模試の受け方|個人申し込みの手順と費用【全統模試・河合塾】

通信制高校のこと

こんにちは、こかげです。

この記事では、通信制高校に通う子が大学受験のために模試を受けるには、どうすればいいのかを、わが家の実体験でお伝えします。「通信制だと模試ってどうやって受ける?」「個人で申し込みが出来る?」「費用はいくら?」といった疑問の参考になれば嬉しいです。

大学進学を希望している場合、やっぱり「模試」受けないとな。と頭をよぎります。

うちはひとりっ子が通信制高校に通っています。だから、何からはじめていいか分からない。そして模試はたくさんの種類があって、どれを選べば良いか分からない。全日制高校とは違い、通信制高校に通っていると、そもそも模試って受けるべきかどうかも分からない。

そんな同じような状況で戸惑っておられる方に、わが家がどうしたかという一例と、調べたこと、分かったことをお伝えしたいと思います。

通信制高校は大学受験の模試を受けられる?

結論から言うと、当然ですが受けられます。

ただし、全日制高校とは「受け方」が少し違うかもしれません。

全日制の話は、私が一つ上の学年のお子さんを持つ保護者さんに聞いた話です。なので、学校によって違う部分があるということはご了承ください。模試は学校から申し込み案内があり、ほぼみんなと一緒に受けるそうです。

でも通信制の場合、自分で受ける模試を調べて、自分で申し込みをします。調べてみると沢山の模試の種類があり、本当に受ける模試はこれで良いのか?と不安になりました。

通信制高校生が模試を受ける方法は、大きく分けて3つあります。

  1. 自分で、予備校の模試に個人申し込みする
  2. 塾や予備校に通って、そこ経由で受ける
  3. 在籍する通信制高校・サポート校が案内してくれる場合は、それに乗る

補足すると、③の「学校を通じて申し込む」方法は、全日制では最も一般的で、費用を抑えられることが多いです。クラスや学年単位で案内があり、学校の指示に従って申込書と受験料を出すだけ。

ただ、通信制ではこの案内自体が来ないことも多いようです。わが家はそうでした。なので、自分で情報を集め、動く必要がありました。親が分からなければ子供も分からないので、大変だけれど、親が動くしかありませんね。

全日制は年5〜6回。ボンヤリしていたら高1が終わる!?

知り合いの話を聞いて、漠然とヤバいと焦る気持ちになりました。

5〜6回も模試を受けるとは、何を受けてるの?と聞いて分かったのが、河合塾の全統模試、駿台模試を数回、そして1月には共通テスト模試まで。しかも全部、学校経由での受験。申し込みも日程管理も、学校が組んでくれる。

一方わが家は、知り合いからの情報と、サポート校の担任に質問をしたところからのスタートです。

正直に言うと、進学校のこのペースを聞いて、元不登校の息子が全部を真似するのは難しいと思いました。

なので、まず出来そうなところから始めてみる。それでよいと思っています。

焦る気持ちはありますが、進学校に通う全日制の生徒は「年にそのくらい模試を受けるものなんや」という参考にはなりました。

通信制高校とサポート校の対応【わが家の場合】

わが家の息子は、通信制高校に在籍しながら、サポート校に通っています。進学に対しては、基本的にサポート校が対応します。

通信制高校側は、模試の案内なし

在籍している通信制高校からは、模試の案内は特にありませんでした。

これは、決して学校が不親切ということではありません。わが家が在籍する通信制高校は、単位取得(高校卒業)のための場所という位置づけだからです。

※わが家の場合です。学校によって対応は異なります。

サポート校側は、おすすめ模試を教えてくれた

一方、サポート校は入学時のコースに、進学コースと高校卒業サポートコースがありました。進学コースを選んだわが家は、目指す進学先などを伝えているので「この模試がおすすめですよ」と、受けるべき模試を教えてくれました。

ただし、教えてくれるのは、そこまで。申し込みも、会場の手配も、すべて自分でやる必要がありました。

「丸ごと面倒を見てくれる」わけではないんですね。あくまで「道しるべは示すので、あとはご家庭で動いてください」というスタンスです。

これを知っておくと、戸惑いが減ると思います。サポート校に入れば模試も全部お任せできる、と思っていると、「あれ、自分でやるの?」となりますから。わが家はなりました(笑)。

学校の「到達度テスト」と「大学受験模試」の違い

ここで、ひとつ注意しておきたいことがあります。

息子はサポート校で、「到達度テスト」というものを受けました。国語・数学・英語のテストで、今の学力が「どのレベルゾーンにいるか」が分かる仕組みです。学力のチェックや、進路の方向性を考えるのに、とても役立つツールでした。

でも、これは、大学受験の「模試」とは別物です。

サポート校の担任の先生からの説明で「到達度テストでは、本当の立ち位置までは分からない。全国規模の模試を受けないと、受験生全体の中で自分がどこにいるかは見えてこない」と。

つまり、学校で受けるテストと、大学受験のための模試は、役割が違うということ。「学校でテストを受けたから、模試は受けなくて大丈夫」と思っていると、肝心の”全国での立ち位置”が分からないまま受験に向かうことになります。わが家も先生に言われるまで、混同していました。

高1の息子の模試・費用・個人申し込みの手順

そういうわけで、わが家はまず、知り合いとサポート校の担任が勧めてくれた、河合塾の「全統模試」を申し込みました。

息子は高校1年生なので、今年(2026年)の8月にある第2回全統高1模試から受験することにしました。

申し込みで分かった、具体的な情報をまとめておきます。

  • 受験料:6,400円(税込)※英・数・国の3科目を受ける「3型」の場合
  • 申込方法:河合塾の専用サイト「河合塾PORTAL」から個人で申し込み(要・ログインID登録)
  • 受験形式:会場で受ける「会場受験」と、自宅で受ける「自宅受験」の2通り
  • 申込時期:個人で申し込む場合、8月の模試なら6月中旬頃から受付開始(試験の少し前まで申込可能)

わが家は会場受験を選びました。受験会場は公立大学です。実際の大学のキャンパスで受けられるので、「大学ってこんな雰囲気なんや」と、本人が肌で感じるいい機会にもなりそうです。

2025年12月から「河合塾PORTAL」に変わりました

ここでひとつ、最新情報を。2025年12月受付開始の模試から、申し込みは「河合塾PORTAL」という専用サイトに変わりました。模試の申し込みから成績確認まで、ここで完結する仕組みです。

そして、登録のときに私がつまずいたのが「IDが2種類ある」問題です。

  • 河合塾学校専用ID:通っている学校から配布される、”GK”で始まるID。学校経由で申し込む人が使うもの
  • ログインID:自分で登録するID。個人申込の人はこちら

分かりにくい!と思ったのは、私だけかもしれませんが(笑)

申し込みで、ちょっと胸がチクリとした話

正直に書いておくと、この「学校から配布されるID」の存在に、少し戸惑いました。クラスも出席番号もない、学校から配られるIDもない。それが、息子の通う通信制高校です。

一瞬、「これがないと申し込めないのかな?」と不安になりました。そして正直に言うと、ここで少し胸がチクリとしたんです。一般的な高校との違いを、こんな事務的な場面でふと突きつけられた気がして。

正式に通信制へ進学してまだ数か月、こうした全日制の「当たり前」に直面すると、親の心もまだ少し揺れることがあります。

でも、大丈夫でした。学校専用IDは、学校を通して申し込む人のためのもの。個人で申し込む場合は、ログインIDを自分で登録すればOKです。きちんと個人申し込みのルートが用意されているので、問題なく手続きできました。

もし同じように「学校のIDがないと無理なの?」と不安になった方がいたら、大丈夫です。個人で、ちゃんと申し込めます。安心してくださいね。

ちなみに河合塾の公式サイトには、通信制高校生・高校中退者向けのページもありました。ちゃんと想定されているんだな、と思うと、少しホッとします。

申し込みの流れ【わが家の実録】

実際にやった流れは、こうでした。

  1. 河合塾PORTALでログインIDを登録する
  2. 受けたい模試を選んで、画面の案内に沿って申し込む(会場受験か自宅受験かもここで選択)
  3. 支払いを済ませる
  4. 「【河合塾】全統模試 申込完了のお知らせ」というメールが届いたら、申込完了
  5. 最後に、志望大学を登録する

ここで、私からのおすすめをひとつ。登録するメールアドレスは、手続きする人(親)のアドレスが良いと思います。子どものアドレスで登録すると、申込完了メールや今後の連絡が届くたびに「メール来てへん?見せて?」と、いちいち子どもに確認しないといけなくなるからです。申込期限の管理を親がやる前提なら、連絡も親に届く方が回ります。

志望大学の登録、正直まだ分からない

申し込みの最後に、志望大学の登録があります。全統模試では、国公立大は第3志望まで、私立大は第4志望まで判定してもらえます。

でも、高1の夏です。私も息子も、志望大学なんてまだよく分からないというのが正直なところ。そこでわが家は、AIに「息子におすすめの志望大学と学部を7つ提案して」と聞いて、決めてしまいました(笑)

いい加減なようですが、これでいいと思っています。この段階の志望校登録は、あくまで判定を見るための仮登録。背伸びの大学と、届きそうな大学を混ぜて登録しておくと、結果が返ってきたときに今の立ち位置が分かりやすくなります。「まだ決まってないから」と手を止めるより、仮でも登録して、模試のたびに入れ替えていけばいいんです。

※受験料や日程・申込時期は変わることがあるので、最新の情報は必ず河合塾 全統模試の公式サイトで確認してください。

申込期限の管理は、保護者の仕事になる

もうひとつ、気をつけてほしいことがあります。模試の申し込みは、回ごとに期限があるんです。

全日制なら、生徒へのお知らせがあったり、校内の掲示物で気づいたり。学校単位での申し込みがあったり、クラスメイトとの会話で思い出したり。申し込みを忘れるリスクが、そもそも少ない環境です。

でも通信制の場合、はっきり言います。保護者が主体でスケジュールを把握して、申し込みまで管理する必要があります。

「子どもに任せる」なんて、できるご家庭は少ないと思います。ここで頷いてくださる保護者さんが多いと、信じています(笑)

保護者にとっても、なかなか難易度高いですよ、これ。

私はスマホのカレンダーに、申込期限と試験日をすでに入れています。そして、リマインドもかけています。

「そこまでしないとダメなのかね……」と、ふと思ってしまうときもあります。でも、多分。多分ですよ。全日制の生徒さんだって、学校がある程度管理してくれているんです。だから、その部分を親がやるだけ。そう自分を納得させています。

模試当日は、丸一日がかり

当日の流れも、知っておくと心の準備ができます。わが家が受ける3型(英・数・国)の場合は、こんなスケジュールでした。

  • 午前に数学(100分)
  • 続いて英語(90分・リスニングを含む)
  • 昼休み(45分)
  • 午後に国語(80分)

朝の9時台に入室して、終わるのは午後3時頃。3科目を1日かけて受ける、なかなかの長丁場です。お弁当の準備もお忘れなく。

持ち物は、受験票(申込後に案内があります)、筆記用具、時計、そしてお弁当と飲み物。会場によっては時計がないこともあるので、腕時計があると安心です。

そして模試の結果では、国公立大は第3志望まで、私立大は第4志望まで、合格可能性を評価してもらえます。「今の自分が、志望校にどれくらい届いているか」が、はっきり見える。これが、模試を受ける一番の価値です。

通信制は「実力が見えにくい」?模試と資格の合わせ技

もうひとつ、サポート校の先生に教わって、なるほどと思ったことがあります。

通信制高校は、周りとの比較がありません。そして、全日制のような定期テストもない。つまり、自分の実力が、とても分かりにくい環境なんです。

全日制なら、定期テストの順位や、クラスの中での位置で、なんとなく「自分はこのくらい」と分かる。でも通信制には、その「ものさし」がないんですね。

そこで先生が勧めてくれたのが、英検と数検の取得です。

資格は、合格・不合格がはっきりしていて、級によってレベルも明確。だから「自分が今どのくらい理解できているか」の、客観的なものさしになる。模試で全国の立ち位置を知りつつ、資格で自分の理解度をはっきりさせる。この2つを組み合わせると、通信制の「実力が見えにくい」という弱点を補えるというわけです。

これは、目からウロコでした。たしかに資格なら、本人も目標を持ちやすい。学力の証明にもなるし、一石二鳥だなと思っています。

全統模試以外の模試も、個人で受けられます

この記事では、わが家が実際に申し込んだ河合塾の全統模試を中心にお伝えしました。

でも、模試には他にもたくさんの種類があります。駿台模試、東進模試、進研模試。そして、無料で受けられる模試や、自宅から受けられるオンライン形式のものまで。

「どれを選べばいいのか分からない」というのが、私の最初のつまずきでもありました。そこで、調べたことを別の記事にまとめています。費用の比較や、初めて模試を受けるときに気をつけたいことも書いていますので、よかったらこちらもどうぞ。

👉 高校生の模試、どれを受ける?主な模試の個人申し込みと選び方はこちらの記事にまとめています。

通信制の模試、やってみて分かったこと

今回のことで、私が実感したのはこれです。

全日制の進学校は、学校からの案内があり、みんなが受ける前提で、模試の申し込みと受験が進んでいきます。同じような学力層、同じような進路を目指す集団だから、それが成り立つんですね。

一方、通信制高校は、生徒同士の横のつながりがほぼありません。目指す進路も、一人ひとり大きく違います。だから、学校が一律に「みんなでこの模試を受けましょう」とはならない。まず、自ら動くことが大前提なんです。

これ、模試だけの話ではないんですよね。単位取得の課題を出すことも、まったく同じ仕組みです。誰も横で「やった?」と聞いてこない。自分で把握して、自分で動く。

👉 課題をめぐるわが家のドタバタはこちらの記事に書いています(笑)。

通信制の説明会には何度か参加していましたが、実際に通ってみて、改めて痛感しています。通信制とは、自ら動かないと進まない場所なんだと。

でも、裏を返せばこうも言えます。待っているだけでは動いてもらえないけれど、こちらから希望を伝えれば、通信制高校の先生方も、サポート校の担任も、ちゃんと応えてくれるんです。

だからわが家は、自分たちの希望や進路を、メールなどで定期的に伝えるようにしています。「今はこういう方向を考えています」と。その時その時の気持ちを伝えておくと、必要なサポートを受けやすくなると感じています。

🔗 『自分が自分でいい』と思える場所。通信制高校3か月レポートはこちら

「通信制だから模試が受けられない」のではなく、「自分で動けば、ちゃんと受けられる」。ここを知っているかどうかで、ずいぶん気持ちが変わると思います。

なお、模試に向けた具体的な勉強法やスケジュールについては、別の記事で詳しくまとめる予定です。

一人っ子のわが家にとって、初めての大学受験

正直に言うと、わが家は一人っ子なので、大学受験に向けた模試は、親子そろって今回が初めての経験です。だから、この記事もまだ「分かったことの途中経過」にすぎません。足りない情報もたくさんあると思います。

でも、だからこそ。これから実際に模試を受けてみて分かったこと、つまずいたこと、やってよかったことを、その都度レポートしていきます。同じように通信制から大学を目指す、初めての受験に戸惑っているご家庭と、一緒に手探りで進んでいけたら嬉しいです。3年後の大学受験まで、このブログでリアルな記録を引き続き報告していきますね。

👉 実際に受けてきた当日の流れと持ち物は、こちらの記事にまとめました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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