不登校の教育費、200万円超えました。私立から公立へ転校して気づいたこと。
こんにちは、こかげです。
「不登校はお金がかかる」
そう痛感している親御さんは多いのではないでしょうか。
わが家もまさに、その現実の波に飲み込まれた家庭のひとつです。
息子が私立中学へ入学してから公立中学へ転校するまでにかかった教育費は、制服代や教材費なども含めると200万円を超えていました。
そして、その後に待っていたのは、
「転校しても解決しない不登校」
という現実でした。
手元に残ったのは、ほとんど袖を通すことのなかった2校分の制服と、使われることのなかった教材の山。当時は、その光景を見るたびに胸が苦しくなりました。
この記事では、私立から公立への転校で実際にかかった費用と、不登校によって見えにくくなりがちな「隠れた出費」、そして後になって気づいた家計との向き合い方についてお伝えします。同じように悩んでいるご家庭の参考になれば嬉しいです。
目次
- 自ら望んだ私立中学。不登校になっても学費を払い続けた理由
- 「公立なら無料」の罠。転校手続きと同時に発生する隠れた初期費用
- 希望は10日間。そして再発した過敏性腸症候群
- 制服を見るたび苦しかった
- サンクコストという考え方との出会い
- まとめ
1. 自ら望んだ私立中学。不登校になっても学費を払い続けた理由
息子が最初に進学したのは、本人が希望して猛勉強の末に合格した第一志望の私立中学校でした。
しかし、中学1年の秋から体調を崩し、冬には学校へ行けなくなってしまいました。
それでも、しばらく学費を払い続けました。
- 入学金:約22万円
- 年間授業料:約66万円
- 施設拡充費:約6万円
- 制服・教材・指定用品・研修費など:約100万円以上
在学中に支払った総額は約200万円を超えています。
「もしかしたら明日は行けるかもしれない」
「せっかく頑張って合格した学校だから」
そんな小さな希望を、親である私は手放すことができませんでした。
2. 「公立なら無料」の罠。転校手続きと同時に発生する隠れた初期費用
公立は授業料がかからないから、経済的には少し楽になる。
当時の私はそう思っていました。
でも実際は、学校が変わると購入するものが意外とあるんですよね。
転校が決まると、それまで使っていた制服や体操服、通学用品はほとんど使えません。新しい学校で必要なものを、一から揃えることになりました。
- 制服・体操服・通学用品:約5万円
- 修学旅行積立金(一括納入):約6万5千円
- 教材・副教材など:実費
転校初日だけで、およそ11万円以上の出費になりました。
修学旅行費を一括で納めたときは、
「こんなに一度に必要なんだ……」
と正直驚きました。
それでも、
「今度こそ学校へ行けるようになるかもしれない」
そう願っていました。
3. 希望は10日間。そして再発した過敏性腸症候群
転校初日。
小学校からの友達と一緒に登校する息子の後ろ姿を見て、私は心から安心しました。
先生からも「よく馴染んでいますよ」と言われ、テストでも良い成績を取っていました。
「環境を変えて良かった」
そう思った矢先でした。
転校からわずか10日。
過敏性腸症候群が再発し、また学校へ行けなくなってしまったのです。
- 友達もいる。
- 先生にも恵まれている。
- 勉強もできている。
それなのに、学校へ行けない。
あの頃は、本当に出口が見えませんでした。
4. 制服を見るたび苦しかった
当時、一番つらかったのは、お金そのものよりも、部屋に置かれた制服や教材を見ることでした。
見るたびに、
「また使わなかった」
そんな気持ちになってしまうのです。
5. サンクコストという考え方との出会い
その後、家計管理を学ぶためにFP3級を取得しました。
そこで初めて、「サンクコスト(埋没費用)」という考え方を知りました。
サンクコスト(埋没費用)とは
すでに支払って戻ってこないお金や時間に気持ちが縛られ、「ここまでお金をかけたのだから、途中でやめたらもったいない」と感じてしまう心理のことです。
振り返ると、あの頃の私は、
「ここまで頑張ってきたのだから」
そんな思いに縛られていたのだと思います。
もちろん、その時はそんな自覚はありませんでした。ただ、必死だっただけなんです。
6. まとめ
当時は、教育費の総額を見ることさえ怖くてできませんでした。
夫婦で落ち着いて教育費について話せるようになったのは、息子が通信制高校へ進学し、生活が落ち着いてからです。
過去にかけたお金は戻ってきません。
でも、その時のお金は決して「無駄」ではなかったと、私は今では思っています。
子どもの可能性を信じて、その時できることを一生懸命考えて選んだ結果だったからです。
次の記事では、不登校の制服や教材をどう扱ったか、後悔しない買い方と手放し方について書いています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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