前回、通信制高校に大学進学について確認した話を書きました。
電話は30分ほど。
その前に、聞くことを紙にまとめておきました。
これが本当にやってよかったので、今回はその中身を公開します。
そのまま使ってもらってもいいですし、ご自身の状況に合わせて足したり削ったりしてください。
なぜシートを作ったか
理由は二つあります。
一つは、聞きそびれを防ぐため。
電話は相手のペースで進みます。話しているうちに、聞くつもりだったことが必ず一つ二つ飛びます。実際、私も手元の紙を見て「あ、これも」と拾い直した場面が何度かありました。
もう一つは、あとから「どうだったっけ」をなくすため。
進路の話は、聞いた内容がそのまま3年間の判断材料になります。記憶だけに頼ると、半年後には曖昧になっています。
紙に書いて残しておけば、来年また同じ質問をしたときに比べられる。学校の方針が変わったかどうかも分かります。
シートの構成
大きく7つに分けました。
1 指定校推薦について
2 推薦書と調査書について
3 進路指導の体制
4 これまでの進学の実例
5 出願と卒業のスケジュール
6 留学について
7 最後に確認すること
上から順に聞いていく形です。
最初に一番知りたいことを置いておくと、時間が足りなくなっても取りこぼしません。
1 指定校推薦について
- 通信制課程に、指定校推薦の枠は来ているか
- ある場合、大学名、学部、人数
- 選考の基準(評定平均、出席、活動など)と、校内選考の時期
- 例年、枠は埋まっているか。希望者は多いか
うちの場合、大学名は教えてもらえませんでした。
それでも聞く価値はあります。答えてもらえないという事実自体が、その学校の方針だからです。
2 推薦書と調査書について
- 公募制の学校推薦型選抜、総合型選抜に出願する場合、学校長の推薦書は作成してもらえるか
- 調査書の評定平均は算出されるか。何をもとに評定が付くか
- 全日制と評定の付け方に違いはあるか
- 校外での取り組みは調査書に記載してもらえるか
- 調査書の発行は、いつまでに依頼すればよいか
四つ目の項目は、通信制ならではだと思います。
検定、模試、習い事、アルバイト。学校の外でやっていることを書いてもらえるかどうかは、総合型選抜を考えるなら効いてきます。
3 進路指導の体制
- 進路指導の担当はどなたか。個別に相談する場合の窓口と連絡方法
- 何年次から進路指導が始まるか
- 1年生の今、家庭で進めておくべきことは何か
- 学校で受けられる受験対策(講座、個別指導、模試の案内)はあるか
- 進路の面談は年に何回あるか。次の機会はいつ頃か
三つ目の質問が、うちでは一番の収穫につながりました。
「2年から」と言われても、そこで終わらせない。今できることを聞くと、話が具体的になります。
4 これまでの進学の実例
- 通信制課程から4年制大学への進学は、年に何名くらいか
- 国公立大学へ進学した例はあるか
- 推薦で進学した例はあるか。どの方式か
- 受験勉強はどこでしていたか。塾や予備校を併用していたか
最後の質問は聞いておいた方がいいです。
学校に受験対策の体制がないなら、外部を使う前提で計画を立てることになります。お金の話にも直結します。
5 出願と卒業のスケジュール
- 大学入学共通テストの出願は、学校経由か個人出願か
- 卒業見込証明書はいつ頃発行されるか
- 3年で卒業するために、単位の取り方で気をつける点はあるか
うちは1年生なので、ここは飛ばしました。
2年、3年になったら聞くつもりです。
6 留学について
- 募集人数、選考方法、応募の時期
- 参加した場合、単位や課題の扱いはどうなるか
- 受験の準備と両立できるか。学校としての考え
これは息子が留学を希望しているので入れました。
学校ごとの独自プログラムがある場合は、この欄をご自身の事情に置き換えてください。
7 最後に確認すること
- 次に相談するタイミングと窓口
- サポート校にも共有しておいた方がよいこと
- 本日の内容で、資料やメールでいただけるものはあるか
一つ目が大事です。
「またご相談させてください」で終わると、次がいつになるか分かりません。
うちは「いつでも電話でいいですよ」と言っていただけたので、それだけで気が楽になりました。
印刷して使えるシートを用意しました。A4で2ページです。
使ってみて分かったこと
答えを書き込む欄は、余白を多めに取ってください。
私は行間を詰めて作ってしまい、途中から余白に矢印を引いて書き足すことになりました。読み返すと自分でも解読が必要です。
それと、日付と相手のお名前を最初に書いておくこと。
半年後、1年後に見返したときに「いつ、誰に聞いたか」が分からないと、比較に使えません。
聞くことは、失礼ではない
最後に一つ。
こんなに聞いていいのだろうか、と最初は思いました。
うるさい親だと思われないだろうか、とも。
でも、学校側からすれば、進路について具体的に相談してくる家庭は歓迎だと思います。実際、丁寧に答えていただけましたし、「積極的に相談してほしい」とも言われました。
通信制は、こちらから動かないと情報が来ません。
待っていても案内は届かない。
聞くことは、失礼ではなかったです。

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